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せっかく隣の席に座っているので、マサトにインタビューをしてみました。どうぞご覧くださいまセイッ!



ーお疲れ様です。よろしくお願いします。

どもども


広告なのにシェアされるコンテンツマーケティング入門は何部くらい売れているんですか?

内緒ですw
専門書なので大きな数字ではないけど、本を出すと講演会を頼まれたり、仕事の依頼が増えたりなど、声をかけてもらいやすくなりましたね。


ーamazonでバカ日本地図が1円で売られていることについてどう思いますか?

もう10年前に出した本なので…。


ーこないだ、こういうツイートをしてましたけど、本を出すんですか?
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本を出すことが決まっているわけじゃなくて。書きたいことがあるので、出版社を探して提案しようかなという段階です。


ー どんな本にするんですか?

webライター入門です。まだwebライターが少ないので増やすために。


ー webライターって少ないんですか?そんなことないと思いますけど。

海外の記事を日本向けに発信したり、TV番組の紹介をweb用に書き直せるような人はたくさんいます。なので、いかにweb記事を安く量産するかっていうタイプのwebライター本はけっこう出されていて、「リリース記事を元に書くには」とかそういうノウハウはすでにたくさんあるんですよね。でもそれって二次利用の話だから。


ー二次利用ってだめなんですか?

んー。一概にダメとは言えないけど、 私がやりたいのは一次コンテンツをつくることなんですよね。コンテンツを二次利用するっていうのとは方向性が違うんです。 みんなもっとつくるべきだと思うんだけど。
一次コンテンツをつくれるwebライターはまだ少ないので、いま活躍しているライターの方々に、演出の仕方などをインタビューして、本にしたらいいんじゃないかなって考えてます。あと後輩も育成したいので、セミナーとかやりたいすね。


ー後輩想いなんですね。

もちろん自分がもっと勉強したいっていうのもあります。あと自分で記事をつくってきた経験を通して、webコンテンツ向きな演出の法則が見えてきたので、それもまとめたいんですよね。


ー ネットとそれ以外のメディアの、一次コンテンツにおける違いってなんですか?

一次取材を元に書くっていうのは同じですけど、 webって、文章表現と映像表現のミックスだと思っているんです。この2つの表現は逆の側面を持っていて、文章は主人公の主観を表現するためのものであり、映像は主人公を俯瞰で表現しやすいので客観的ですよね。その主観と客観の振り幅を広げて表現できるのが、web記事の特徴だと考えています
広告で言えば、「TVCMや雑誌じゃなくて、なんでwebなの?」ってなったときに、あらゆる面から商品を表現できるのが強みだと言えるようになりたいです。 


ー 先日公開した記事は、いつもより主観的にしたって言ってましたね。

webの場合、客観だけだと茶番に見えてしまうから、ユーザーは引いてしまうんですよ。 


ー茶番はだめなんですか?

嘘の無いドキュメンタリーが一番いいんですけどね。リアリティがあるほどウケるから。ただ、広告だとフィクションにせざるを得ない状況もあります。その場合は茶番に見えやすいので、どうやってリアリティを出すかという部分が難しいところだと思います。
たとえば、演者が笑っていると撮影現場の雰囲気が伝わってしまうので、コメディほど「笑わないで真剣な顔をしてください」と指示することが多いです


ーフィクションなのにリアリティが必要なんですか? 

わざと面白いことをするのではなく、本人としては一生懸命やってる姿が、結果として面白く見えるのがリアリティなんじゃないかなって思います。「結局遊んでるだけじゃん」て思われたらダメなんです。 


ー話を戻しますが、先程、文章は主観を表現するものって言ってましたけど、写真は?

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主観で文章を書いている部分では、写真も主観視点でモデルの近くから撮るようにしています。主観っていうのは人間の目に近いと考えていて、たとえば女性を見るときは、細かくパーツを見ているんですよね。セクハラって言われると困るけど。女性との物理的距離が遠い場合であっても、 意識によってはすごいズーム映像として感じているはずなんです。今はその辺を、文章や写真で表現していくっていう実験をやりたいなって思っています。


ー そういえばこの間、写真の勉強をしに行ってましたよね

ソラリーマン』とか『スクールガール・コンプレックス』っていう写真集を出ている、 青山祐企さんという写真家の講座に参加してきました。彼女なのか、同僚なのか、モデルとの心理的距離感を写真で表現するっていう話がおもしろかったです。たとえば妹という設定の場合、普段よりも見下ろす感じで撮ることによって、そのアングルで心理的距離感を表現することができるとか。


ー ネットでウケるのって難しくないですか?ウケを狙った結果、叩かれたりしますよね。

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読者との距離感は、TVや雑誌よりwebの方が近いんですよね。ラジオも近いけどwebのほうがもっと近い。上から目線がwebで嫌われるのは、距離が近いからなんです。一対一の対面でしゃべっているくらい、距離が近いイメージなんですよね。だからwebライターはよく記事の最初に「こんにちは○○です」って名乗ったりしているんだと思います。


ー 谷口さんもよくTwitterで「セレブ谷口です」って名乗ってますもんね。距離感の近いセレブを目指してたんですね。ありがとうございました。

どもー



本を出すといくら儲かるのかは教えてくれませんでした。出版パーティしたいなあ、マサトの金で。ヨーソロー!


毎度、ご贔屓に。